腎不全
腎臓は静かに悪くなります。数値が上がる前に守ってあげましょう。

こんな症状はありませんか
- 水をたくさん飲み、尿が増えた
- 食欲が落ちて体重が減っていく
- 嘔吐が増え、口臭がきつくなった
- 毛づやがなくなり、元気がない
- 尿の色が薄くなった
* 猫は慢性腎臓病がとても多い動物です。7歳を過ぎたら、症状がなくても定期検査をおすすめします。
なぜ起こるのでしょうか
慢性腎臓病(CKD)
腎臓は浄水器のフィルターのようなものです。フィルターが少しずつ詰まっても残りの部分が代わりに働くため、機能が大きく失われるまで外見には現れません。
急性腎障害
中毒物質(ユリ、ぶどう、一部の薬)の摂取や脱水・尿路閉塞で腎臓が急に傷つく状態です。素早い処置が回復の可能性を左右します。
尿路疾患からの波及
膀胱炎や結石を繰り返すと腎臓にも影響が及びます。下部尿路の問題も一緒に管理する必要があります。
診療の流れ
- 1
Step 1. 問診・身体検査
飲水・排尿の変化、体重の推移、脱水の有無を確認します。
- 2
Step 2. 血液検査
腎臓の数値(クレアチニン、BUN、SDMA)と電解質・貧血の有無を確認します。
- 3
Step 3. 尿・血圧検査
尿比重とタンパク尿、血圧を併せて評価し、ステージを判定します。
- 4
Step 4. 画像検査
超音波で腎臓の大きさ・構造と結石の有無を確認します。
- 5
Step 5. ステージ別管理
IRISステージに合わせて食事・輸液・薬の計画を立て、定期的にフォローします。
主な疾患
- 慢性腎臓病(CKD)
- 急性腎障害
- 腎結石
- タンパク尿
- 高血圧の併発管理
- 尿路閉塞
よくあるご質問
すでに傷ついた腎臓組織の回復は難しいですが、残った機能を長く守ることは可能です。食事管理と定期検査で進行を遅らせることが治療の中心です。
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